ハウス作り <補強パイプ、杭>
だいぶ間が空いてしまいました、すみません。
現在(1月末)なんとかもうすぐ一棟目の屋根をかけれそうなところまで来ているのですが作業を振り返ります。
前回まででアーチ、肩、峰のパイプが入りました。
今日(12月上旬ごろ)は補強用のクロスパイプを取り付けるためのパイプ(峰と肩の中間)取り付けです。
先に取り付けた写真です。上の写真、峰の1mくらい下に取り付けてあるのがそれです。
取り付けは峰のパイプから同じ距離下がった場所にマーキングしてバネで止めていくだけですが、アーチが曲がっているのでマーキングが面倒です。そこでこんな道具を使います、通称バカ棒。
パイプの先にユニバーサルジョイントの金具を取り付けます。
パイプの長さは、峰から補強用パイプを取り付ける長さに切ってあります。ユニバーサルジョイントを峰に引っ掛けてパイプの先でアーチにカリッと傷をつけてマジックでマーキングします。グイグイ引っ張ってユニバーサルジョイントを歪ませると長さが変わるので注意。
続いて杭の取り付けです。地際には沈下防止のパイプが通しで入っていますが、これはハウスの足が沈むのを防止するのが目的。杭はハウスが風をはらんだ時にアーチが抜けるのを防ぐためです。ハウスは気球みたいなものなので台風のような強い風だとあっさり足が抜けてしまいます、、、去年の春経験済み。
今回のハウスは裾をトタン張りにします(写真の右奥に見える)。通常はバンドで屋根ごと抑え込んで抜け防止にするのですが、トタンだとそれができないので杭を打って沈下防止のパイプに固定します。写真の杭、75cmあります、これを6ポンド(2.7kgくらい)のハンマーでガンガン打ちます、またも筋トレ農業。目標65cm以上打ち込みですが、2本くらいどうしても入りませんでした。
右が打った後。
そしたら次は杭とパイプの固定作業、これが今の所ハウスで一番大変な作業です。
バンドを二本かけるのですが、固いのなんの!うまく文章で説明できませんが、固いワイヤーを狭いところに入れて無理やり曲げるので手首がおかしくなって腱鞘炎になりました。ということで写真のようなペグみたいなのを利用してグイグイ引っ張ったりテコの原理を利用してなんとか止めましたが、杭打ちと固定作業は丸二日はかかりました。
ここまでやっていますが、近所のハウスをやっている人には
「この杭では意味がない、50cm以上掘ったところにパイプを通しで埋めてそれにパワー杭(樹脂性の太い矢印みたいなの)をつけないと。。。これではハウスが置いてあるだけみたいなもんだ」
と言われました。伊勢湾台風など強風を体験して来た人の言葉なので不安がありますが、とりあえずできることをやっていきます。今後は谷側に防風ネットを設置するのも検討したいと思います。ハウスを建てるときは、その土地土地にあった対策が必要になるので近所のハウス農家さんによく聞いて建てるのが大事ですね。
さて、次回はようやく妻面作り。