堆肥の学校を作りたい

堆肥の学校のこと

だいぶ前に書いて時間が経ってしまったけど、やっぱり堆肥の学校をやりたい!

最近「小農ラジオ」というポッドキャスト(ネットラジオ)を始めたり、いろんな人に会って思うのは、やっぱりこれからの有機農業、というか社会は小さいコミュニティの方がいいということ。極限までこれを小さくしたら個人事業になるんだろうけど、それはちょっと厳しすぎる。なんでもできるのには憧れるけど、もうちょっと自分の定義を広げてもいい。コミュニティの中でお互いが助け合っていくくらいは寛容になって、好きなことやってきたいよね。

堆肥を作るのってすごく大変、特にいい品質のものを作るとなると知識と、施設、情熱(?)が必要になる。けどしっかり勉強すれば大丈夫、基本さへ学べばその地域からでる「いらないもの」でとてもいい堆肥が作れる。

有機農業をすることが目標なのか?

有機農業は手段なのか?

これはどちらが正しいか、ということじゃない。でも前者は有機農業を無事始められたとしてもそれを維持することが目標になってしまう。経済的にちゃんとやっていけるのか?不安になる。では後者はどうか、なんだか有機農業を使って金儲けするっていう感じがして嫌がる人が多いんじゃないだろうか?でも農家だって生活があるし、欲しいものもある、旅行も行きたいし、休みも欲しい、いっぱいあるなぁ(笑)。

堆肥を使った有機農業はこの二つを満たすものだと思う、手段として有機農業を使い、地域から出る有機物を堆肥化して循環させる。そうすれば経済的にも安定するし、有機農業が可能にする明るい未来も見えるんじゃないだろうか。

もちろん、あらゆる有機農業は環境に対する負荷が小さい(無いわけではない)んだけど、身近にある資源を積極的に利用するという意味では、堆肥づくりの技術はとても大事だと思う。

太陽がすべてのエネルギーの源。
と書くと、なんか胡散臭いけどこれは本当のこと。植物が水と二酸化炭素から光のエネルギーを得て光合成で糖を作り出すところから全ては始まる。野菜を食べる、肉を食べる、薪の炎でお湯を沸かす、すべてのエネルギーは植物から始まる。生きている間に集めたエネルギーは死によって拡散する。それが発酵であり、腐敗。生と死はちゃんと循環させないとならない。だから正しい技術を知ることはとても大切。

各地のコミュニティに有機堆肥を作る小さな堆肥舎があれば、これが可能になると思う。大きな堆肥製造工場はいらない、シンプルで小さい方が強い。      

そんな「堆肥の学校」を作りたいと思う。

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