消防団 操法大会

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田舎において消防団は重要な組織です。消防署は遠いので近くで火事があった場合地元の若者で結成された消防団が駆けつけるようになっています。白川町は人口が9千人程度ですが、中山間地ということもあり五分団あって、僕の住む黒川は第四分団になります。
そして昨日は白川町の消防の操作方法大会が開かれ、小型ポンプ操法の部で全7チームが出場しました。決められた一にセットされたポンプ、吸管、ホースを繋いで目標の火点を落とす競技でタイムと所作の特典で順位を決めます。

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消防団は25歳くらいから入るのですが、ほとんど地元の小中学校の同級生が集まってるような雰囲気なので僕のような部外者は入りにくい感じでしたが、地元にとけこみたいという思いもあり入団を希望して4月から団員になりました。そしてちょうどその頃は5月の大会の選手(要員)を決める時期でもあり、なぜかここで抜擢され見たこともない競技の大会に向け一ヶ月ほぼ毎日仕事が終わってから訓練、そのあと飲みに行って反省会という生活を送っていました。まさかこの歳になってこんな激しい動きをしたり、怒鳴られたりすることがあろうとは。。。これまでの生活とのあまりの違いに最初はついていけませんでした。延々と気をつけの姿勢を直され、全く体の休まらない休めの姿勢をとり、腕が前に出ないように大きく腕を振って走れと言われ、かかとがズレないようにぴったり止まったり・・・書くときりがないのですが、最初驚いたのはズボンのポケットを縫うということ。肘を張った状態(並えの姿勢)から勢い良く腕を降ろす時に親指がポケットに入ると最悪折れるかもしれないから、、、と聞いた時は笑ってしまいました。最終的には全てのポケットを縫い、走った時に揺れないように襟も固定、ゼッケンも四隅を縫い付けるという徹底ぶり。ポケットが使えないってこんなに不便なのか。

競技は四人でやるのですが、一番大事なことは四人の息があっていることかもしれません。僕らも最終的にはそれなりな形ができ、いいチームワークができたと思います。中高生時代の部活動に似てるかな、この感じ。

大会の結果は残念ながら入賞できませんでした、タイムは結構良かったんだけどな〜。あと1秒早ければ入賞できてたかもしれないと思うと悔しいです。まぁ所作は酷い酷いと言われ続け、結局最後まで綺麗にならなかったんだけどね。

そして来年は「指導員」として要員の指導にあたることになります。うまく教えられるだろうか?来年にはまるっと忘れてそうで怖いな。

ここ一ヶ月、研修や五段農園の方で色々とあったんだけどブログを書く暇もないほど忙しかったのですが、ようやく大会が終わって農業に打ち込めそうです!と思いながらも、実は燃え尽き症候群で心にぽっかり穴が開いたような寂しさもあります。そんな日々でした。

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