台風対策(屋根ビニールの巻き上げ)
台風来てますね、天気予報だとそれほど風吹かないようなのですが対策して来ました。
借りているトマトハウス、簡単に屋根が外せるように工夫してあります。ここら辺ではスタンダードなやり方ですが、素晴らしいので紹介します。
トマトハウスは屋根だけビニールがかけてあってサイドと妻面はメッシュのみです。
屋根は乗っかっているだけで、ハウスバンド(マイカ線)で押さえつけています。
手前の方の左右にクルクルの巻き上げがあるのがわかるでしょうか?
屋根を巻き上げるためにまずはマイカ線を緩めます。
このシステムが素晴らしい。マイカ線を一本づつ外したりせずに緩めることができます。
マイカ線はハウスの左右に地面の際に設置したパイプに結びつけてありますが、片側だけこんな感じでワイヤーに結びつけてあります。(トタンは獣害予防で周りにはってあるものです)
そしてワイヤーのついた方のパイプは手前が船の錨のようになっています(草…)、これを回すことでワイヤーをパイプに巻き付けたりリリースしてマイカ線のテンションを調節する仕組みになっています。錨のようになっている形は回す時に上の写真のように短いパイプを指して回しやすくするためです。
錨は一回転もすればマイカ線が十分に緩みます。
その後クルクルの巻き上げを使って屋根のビニールを巻き上げます。上は巻き上げたところ。
真ん中よりちょっと奥のあたりがちゃんと巻き取れていません、アーチパイプのゆがみやビニールの止め方が甘かったりが原因かな?まぁあまり気にせずに。
次にハウス内に梯子を入れて、巻き上げたビニールを所々マイカ線で縛ります。これで完成、一人でやって約40分くらいでできました。
貼り直しは逆順でやるだけですが、ビニールがくっついて上手く展開しないことが多いので、中に入ってビニール展開の補助の人がいるととてもスムーズにできます。
さて、今季のトマトは全てこのハウスで作っていたのですが、この収穫で終わりとなりそうです。秋になって味が良くなって来たな!と思うこともありましたが、やはり夏の弾けるような美味しさにはかないません、旬は大事。
ということで、台風一過後も屋根は戻さずにこのまま終了かな、来週ある分はお野菜ボックスに入れさせてもらいます。
ビニールも大分古くなっていたので、これで張り替えかな〜。
台風の被害がないことを祈る。