農福連携始まりました

OKBグリーン講座、公民館講座に続いて高齢者福祉施設での農福支援事業の一環として有機農業講座が始まりました。

この企画の発案者の田中さんは「高齢者に元気になって施設を出て欲しい」という発想。こういう施設ってお年寄りが余生を過ごすための場所と思っていたので目から鱗でした。去年話を聞いた時から、何かあったら協力しますと言っていたけどそれが実現した形です。

今日はお年寄りの出席は3名(と施設関係者が5名)、高齢のため途中退席するかもと言われていました。内容的にも難しい部分もあって興味を持って聞いてもらえるか心配でしたが、途中の休憩時間で「疲れたらお部屋に戻ってくださいね」と言っても誰も戻らず最後まで聞いてくれました。熱心に講義を聞いてくれて、問題用紙にも丁寧に回答してくれました。

なんか「高齢者」は難しい話は聞きたくないというイメージを持っていました。中にはそういう話が苦手な人もいるだろう、でももっと学びたいという人もいる。お年寄りの「可能性」に蓋をしてしまっていたと思いました、これは施設の方も同じ印象だったようです。これまで農福は障害者と農業の関係で語られることが多かったですが、お年寄りと農業も色々可能性を秘めていると感じました。

施設の前にあった駐車場を畑にして、来年の春からは本格的に畑も始まります。車椅子に乗ったお年寄りが作業しやすいイチゴの収穫方法、室内でもできる大豆の選別、草取りなど、お年寄りでも関われる部分があります、今回の農福支援事業はそこら辺のマニュアル作りもミッションの一つです。土に触れ、植物に触れてお年寄りが元気になって欲しいなぁ。

写真は駐車場を畑に造成したところ、ここは腕の見せ所。今は荒涼としていますが、来年には野菜がとれるように頑張ろう。

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