農福連携〜土壌改良〜(筋トレ農業について)

この前書いた農福連携の畑、実は最近まで駐車場のような場所でした。表面の砂利を取り除いて、砂っぽい土を入れて畑にしたのですが極端に有機物が少ない、所謂死んだ土状態です。

しかしながらこの事業、始まったのがつい最近でこれから緑肥を栽培して有機物を投入するといったことができません。ということで寒くなる前に大急ぎでテコ入れです。

まずは草質系の堆肥を大量投入(10L/㎡)、これだけだとC/N比(炭窒比)が高すぎて「ごはんだけ」状態になってしまうので、これを分解する微生物に頑張ってもらうために「おかず」の高窒素堆肥…ここは春まで時間もあるからなんでもいい!ということでHCで購入したEM発行鶏糞堆肥をふりかけとして1L追加、明日耕起して表層にすき込みます。ほんとは五段農園の堆肥使って欲しいんだけどここでは勿体無い(高い)からな〜。

草質堆肥のピストン輸送で250km以上走りまくりました〜、初めてでかいペイローダーも運転、怖い、スキッドステアと操作方法が違いすぎて混乱します。

土は1cm作るのに100年と言われます。
でも100年も待っていられない(笑)この砂みたいな圃場を来年使い物になるようにするには単粒構造を団粒構造にする腐植が大量に必要、というわけです。8,000L運んで来た堆肥を薄く広げて散布するという、施設スタッフの方々は普段なれない作業で大変だったと思います、今日はグッスリでしょう!お疲れ様でした(実は僕も土曜の朝軽いぎっくり腰をやってしまい、けっこうキツイ状況でした)。でも畑が始まるとこんなことできる機会はなくなります、今回のテコ入れは後々効いて来ますよ!

実は五段農園の裏テーマ「筋トレ農業」なんです(笑)、農業ってやっぱりどこまでいっても泥臭い作業の連続なのです、メディアで紹介されるようなスマートでオシャレなもんじゃぁないのです。だからこそ「筋トレ」として楽しみましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA