踏み込み温床準備

なんだか最近堆肥マニアと化しています。

ビニールハウスもできたし、続いて踏み込み温床の準備開始です。
これまた堆肥関係です。IMG_6038

秋からせっせと集めていた落ち葉、稲わら、米ぬかを混ぜて微生物が分解するときに発生する熱を使わせてもらいます。通常この材料を積んだままにしておくと60~70℃くらいまで上がってしまいますが、踏み込むことで空気量を減らしてとろ火で燃やす技術が「踏み込み温床」です。

果菜類(トマト・ナス・ピーマンなど)は特に育苗期間中に温度が必要なので、春先の育苗の温度確保で昔から使われている技術です。今はほとんどが電熱線の温床ですが、電熱は電気代がかかるし、空気が乾燥して土が乾きやすくなります。踏み込み温床だと程よい湿気が保たれますし、使い終わった後の落ち葉は良質の「落ち葉堆肥」として来年の育苗土の資材に使えます。

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ということで穴掘りです。まずはツルハシでほぐしてからスコップで掘ると楽です。あとは三角ぐわ、角の方を掘るのに便利です。スコップは金象印のものが絶対おすすめ、安物はあっというまに先がめくれてダメになります。金象はなんと10年保証です!

今回の穴は7平米位欲しかったので1.4x10X0.5m。
踏み込み温床は30cm程度のもありますが、ここは標高が高く(700m)寒いので深さ50cmは必要です。あと地下式と地上式があります、本来であれば地下に作った方が温度を維持しやすいのですが、ここは土が固いし、水も出そうなので地下25cm、地上25cmとしました。

1日で掘ろうとすると大変なので1日3時間くらい掘っていますが、たったこれだけでも5日くらいかかりました(上の写真はまだ粗掘りの段階です)。あーユンボ欲しい。

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地上にもあげるということで枠をきっちり作ろうと思います。さて、うまくいくかな?
って、この水は。。。

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なんと!

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ハウスができた頃から天気が良くてうっかり忘れていましたが、トタンを設置するときに掘った溝をそのままにしていたため雨が降ったらハウスの中が水浸しに。。。温床予定地はプールに。。。

って、実はこれレベルを出すために水を入れたのです。(嘘です)

さーんぽ進んで二歩下がる〜って感じです。

切り返し&穴掘りのしすぎで上半身がバキバキです、強くなってきた気がします。筋トレ農業。

さて、踏み込み温床の方は3月上旬に着火予定です(この言い方好き)。
「失敗しない踏み込み温床」という自らハードルを上げたタイトルのワークショップを開催予定です。これは通常サンドイッチ式で材料を重ねて踏み込むところを、外で十分混ぜて温度を上げてから穴の中に踏み込むという橋本さんが開発した画期的な方法です!これだと失敗がありません!と言いたいところなのですが、実は去年失敗しています(笑)。一度失敗しているので、次は間違いありません、ワークショップではそこら辺の話もしたいと思っています。
材料を混ぜて積んでから三日くらい開けて踏み込むことになります。ということで二日に分けた日程になります。両日でも1日でも参加すればあなたも失敗しない踏み込み温床ができる(はず)!当日は座学と作業をやる予定で参加費は2,500円(1日でも2日でも)、お土産で五段農園の培養土(20L)を差し上げます。興味ある方は連絡ください!

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