田んぼのこと

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今年は7aの田んぼで米を作っています、品種は「ヤマヒカリ」今知ったのですが、育成年度が昭和52年ということで同い年でした。コシヒカリを片親にした中山間地向けの品種だそうです。選んだ理由は何より「イモチ病に強い」ということ。去年はイモチ病でササニシキが壊滅だったので強い品種を選びました。

ここ奥新田地区は標高が700m近くあり、昼夜の温度差が大きいのでとてもお米が美味しいと評判です。ただ中山間地ということで、山に囲まれていたり、水温が低かったりという問題も多く、イモチ病は出やすい環境です。去年は家の前の田んぼで作っていたのですが、一番の問題は品種よりも風通しだったと思います。イモチ病は糸状菌(カビの一種)が引き起こすのですが、風通しが悪くて蒸れると拡がりやすくなります。

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我が家の田植えは6/11、友達や娘の同級生(小四)に田植えを手伝ってもらいました。せっかくなので無農薬で米作りをすることについて紙芝居風に説明もしました。子供達、せっかくこんな田舎で田んぼに囲まれて住んでるのに、殆ど田んぼに入ったことがないそうです(そういえば僕も秋田でそんな環境で暮らしていましたが、入ったことなかった)。多くの田んぼが営農組合で管理していて人が入ることがあまりないみたい。

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30cmごとに印をつけた紐を張ってそこに植えるだけだから小四はいけるはず!と思っていましたが、、、途中で一列減ったり、増えたり(どーやったらそうなるの!?)。でも田んぼに足を入れるのは気持ちよかったようです!手直しに植えたのより時間がかかったのはここだけの話(笑)。来年は代掻き前に泥遊びにしようかな。

植え方は30x30cmの正条植え、植え付けは1-2本くらいの疎植です。一般的な慣行田んぼだと30x18cm位で5本以上植えるので、植えた直後は心配になるくらいガラガラです。IMG_4196

これも全て風通しが良くいもち病にかからないため。病気が出ても予防・対策ができない無農薬栽培では植え方で対策をするしかありません。それと正条植えにしたもう一つの理由が除草のため、縦も横も真っ直ぐに植わっているので両方から草取りが入れます、IMG_4234

今年は縦横各一回でばっちり抑草できました。一回大体3.5時間。土の中に溜まったガスを抜く作用もあります。

その後びっしりと浮草も発生して(田植え1ヶ月後)

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草は殆ど生えませんでした。
浮草は草を抑える作用がありますが、太陽光を遮るので水温が上がらないという問題もあります。うちの田んぼは水持ちも割とよかったのでぬるい状態がキープできていたので放っておきました。

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田植え2ヶ月後の様子。
去年肥えすぎでイモチが出たと聞いていたので、元肥は入れませんでした(草抑えのための米ぬかペレットは3袋入れました)。そのせいもあってか分げつは少なめなように見えます。9-15位。

現在、標高の低いところではすでに穂が垂れていて、うちの周りの田んぼもほぼ出穂完了していますが我が家の田んぼはまだ穂が出ていません。大体田植えから70日後くらいに出穂なので、来週くらいでしょうか?

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割ってみるともうだいぶ米粒っぽくなっています!健康そうで安心しました。来週が楽しみです。その後約45日、お米に十分栄養が入って充実したら刈り取りです、10/10頃かな。

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刈り取り後ははざ架けで乾燥してから脱穀します。慣行農法ではコンバインで一気に刈り取り・脱穀をしてしまうので乾燥は暖房機を使うのですが、はざ架けだと太陽の熱でじっくり乾燥させます!上の写真は去年のはざの様子、この田んぼでたったこれだけしかとれず、しかも空の籾ばかり。。。今年は沢山はざが並ぶといいんだけど。200kgは厳しいだろうけど150kg以上はとれてほしいな〜。ちなみにこのヤマヒカリという品種、コシヒカリのようなモチモチ系ではなく、ややあっさりした味わいで、冷めても美味しいそうです。オニギリにして冷めてから食べたら美味しそう!楽しみです。

稲刈りイベントもやろうと思ってますので、お楽しみに。

田んぼのこと” に対して2件のコメントがあります。

  1. 玉城 恵一 より:

    10月10日が楽しみですね。風通しが自然界でもだいじなんですね。3年前の琵琶の木に実がならない理由に、ほったらかして、日の当たらない葉があるからと知って、9月に入ったら剪定する予定です。

    1. ユウイチ より:

      風通しは大事ですね、空気の流れが悪いと間延び(徒長)してしまって弱くなってしまいますね。

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