いもち病

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先日「出穂完了」で順調といっていたササニシキですが、いもち病が出てしまいました。
いもち病菌は「糸状菌」と呼ばれるカビの一種です。8月下旬までの極端な乾燥後に延々と雨が降っているのでカビが広がりやすい環境になってしまったようです。。。加えてこの田んぼ、これまでずっと休耕で草が生えては刈る(時々トラクターですき込む)を数年繰り返した為かなり肥沃な状態だったようです。土壌が肥沃だと徒長(ひょろひょろに伸びる)しがちで、いもちが出やすいそうです。過去にササニシキを作っていた周りの農家の方から「こんなに背の高い品種じゃないはず」と言われました。

上の写真は葉っぱに出ている「葉いもち」です。

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わかりづらいけど穂にも出ています「穂いもち」です。葉いもちに罹病した葉の間を抜けてきた穂は感染することになります。。。写真は8/22の写真、9月に入って穂いもちがかなり広がってます。

有機栽培なので農薬は使えないけどこのまま放置していてもどんどん感染が広がるだけなので、効果があるかわかりませんが有機石灰を散布しました。いもち病は強酸性で繁殖するので石灰でアルカリ性に矯正しようという作戦。

あわや作付け不可、田車除草などの苦難を乗り越えてきた田んぼ、なんとか収穫までこぎつけてほしい!後は祈ることしかできません。
慣行栽培に比べて栽植密度が低いので感染が遅いようだけど、今月末〜来月頭の稲刈りまで登熟とどちらが早いか心配です。

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ふと、そこらじゅうに生えてるメヒシバを見るといもち病っぽいのが出まくってる!すわこれが原因か?と思ったけど稲とは菌の種類が違うらしく感染はしないらしいです。

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